神輿は四人でかつぐもの|初代中村忠三郎
何をするにも、ひとりでやるというのは具合が悪い、恰好が悪い。
御神輿も四人で担いで、初めて一人前。
誰かひとりにしわ寄せがいくようでは、長くは続きません。
自分ひとりでなんでもかんでもやってしまう、もうけもみなひとりで取ってしまうんやのうて、他のひとにもほどよく手助けしてもらえるような、余裕がないとあきません。
うまくいったら、助けてもらった人ともほどよく分かち合うようにして、疲れたときには時々だれかに代わってもらったりしながら、うまいこと続くようにしなあきません。
何かを始めるときには、そのあたりも考えて始めんと。
きょうも、おきばりやす。