商売半分、生涯半分。|初代中村忠三郎

商い(あきない)は、商売半分、生涯半分ぐらいがよろし。

全部が全部、単に売ったり買ったり、どれだけ儲かったかしか考えない「商売」になってしもたら、商いはまことに味気ない、しょうもないもんになってしまう。

ただ、全部が全部、自分の生きがいをかけた「生涯」になってしもたら、商いがうまくいかんときには、自分の健康や、大切な家族、普段の生活、命まで賭けんならん。

商売半分、生涯半分ぐらいが、ちょうどよろし。

きょうも、おきばりやす。

初代中村忠三郎

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