INVITED GUEST ONLY
群馬・長野・京都・熊本など全国各地で大切に育てられた繭を、国内唯一の絹紡績工場で生産。繭から糸にするまでのすべての工程を単一工場で。あらゆる方面の絹のプロフェッショナルが口をそろえて「不可能」と断じた、国内での絹紡績が現実のものになるまでの軌跡と、これからの【未来】をご紹介します。
創業70年の紡績工場の志。それがこのプロジェクトのスタートでした。
「鐘淵紡績株式会社(カネボウ)」・「信濃絹糸紡績株式会社(シナノケンシ)」の撤退以来、日本国内で「絹紡績」を行う大規模工場はなくなりました。
そんな中、日本絹業の復興を志し、滋賀長浜の地で技術と設備を継承し続けた紡績工場がありました。
現在、従業員の平均年齢は30代。シャネルやイッセーミヤケなど世界のトップブランドのコレクションに採用される Made in Japan の糸を生み出しています。
命を余さず糸にする。国内唯一の「絹紡績工場」の使命です。
繭から生糸を生産する「製糸工場」は、碓氷製糸・宮坂製糸をはじめとする国内工場がいまだ稼働している状況です。
しかしながら、生糸の副産物を活用して絹紡績を行う工場は、今や国内に一か所だけになりました。
日本の養蚕農家で大切に育てられた「純国産」の繭。命によって紡ぎだされた繭を、余さずすべて糸にする。
それがこのプロジェクトを支えた理由です。
日本国内の養蚕農家で大切に育てられた繭。純国産繭から選りすぐった繭を集めます。
数に限りのある大切な繭。少量ずつ丁寧に、繭についた不純物や汚れを落とします。
精錬された繭を開き綿状に広げます。淡雪のような綿(ブーレット)が出来上がります。
特設の機械で櫛けずり、原料の中の不純物を徹底的に取り除きます。糸品質に大きな影響を与える重要な工程です。
標準使用規格番手の糸にしていきます。大切に仕上げられた原料をゆっくりと撚り上げます。
糸表面の余分な毛羽立ちや不純物をガスで焼き、糸表面を均一に、滑らかに仕上げます。
滋賀県長浜の地で、創業70年を迎える絹紡績工場。技術と設備を継承し続け、今回のプロジェクトを成功させました。
京都西陣にて明治30年の創業以来、紡績絹糸を取り扱う老舗糸商。中川絹糸「純国産絹紡糸」の国内販売正規代理店。
トップブランドの海外向け商品で成功をおさめた「純国産絹紡糸」。日本国内でこのプロジェクト・志に共鳴していただける、あなたの参加をお待ちしております。