撚糸・意匠撚糸(ファンシーヤーン)とは
撚糸とは、「糸に撚りをかけること」を指す言葉ですが、同種の複数の糸を撚り合わせて一本の糸にする「合撚」、異種の複数の糸を撚り合わせる「交撚」の意味でも広く使用される言葉です。
糸に撚りをかけることで、糸の強度を増したり、撚り回数を変えることで糸の風合いを変えることができます。
また、異なる糸種をより合わせることで新たな風合いや機能を持つ糸を生み出します。
通常の撚糸に加え、意匠撚糸(ファンシーヤーン)といわれる撚糸は、
表面に色や形状の加工をし、特徴のある表情や風合い、装飾効果を持たせたものでデザイン(意匠化)された糸のことを言います。
意匠撚糸の種類は数が多く、ループヤーンやノットヤーン、スラブヤーンなど、表面形状が違うものや、色や素材の組み合わせることで、何種類もの意匠撚糸が可能です。